太鼓持ちが周りに出現するくらいな人物になりたいわぁ・・・

太鼓持ち

「太鼓持ち」とはなんぞや?

「太鼓持ち芸人」など呼ばれるお笑い芸人が登場するなど、ちらほらと耳にする言葉「太鼓持ち」。現代では主に「有力者の周りにつきまとってヨイショを言い、上手い感じで世の中を渡っていく人」という意味で使われる事が多い「太鼓持ち」ですが、元々はお座敷などで芸者さん達と並んで芸をしたり、場を盛り上げたりする男性の芸人「幇間」の別名なのだそうです。
現在でも太鼓持あらいさん、櫻川七助さんなどが活躍されているようです。伝統文化ですね。

「取り巻き」としての太鼓持ち

現在ではこちらの意味の方が伝わりやすいかもしれません。力の持った人の周りにいる人達。「イエスマン」「ご機嫌取り」「グルーピー」「取り巻き」など、呼び名はいろいろあります。某お笑い芸人が「太鼓持ち」として有名になりテレビで使われるようになり、「太鼓持ち=ヨイショする人」みたいなイメージが定着してしまいました。元々の太鼓持ちの方にとっては本意ではないでしょうね・・・。

呼び名はさておき、そういった類の人達は昔からいました。芸能界だけでなく、会社にも当然いるし、学生時代のグループにもいたのではないでしょうか。人間というのは集団を作る生き物であり、集団の中心には力を持ったリーダーがいます。そしてその周りには必然的に「太鼓持ち」が発生するのです。

SNSに蔓延る太鼓持ち

インターネットの世界でも太鼓持ちはいます。TwitterやFacebookなどのSNSにおいて特に顕著です。フォロワーが多い、もしくは友達が多い影響力のある人(アカウント)には一定数の太鼓持ちが必ず存在します。熱狂的なファンと言えなくもありませんが、彼らの多くは反射的にリツイートや「いいね!」をすることもあるので、実際の影響力を測る際には困ることもあります。それらを含めて影響力と言うこともできますが・・・。

Twitterでは「(フォローされている数)-(フォローしている数)=1,000」くらいから太鼓持ちの存在が顕著になってくるかもしれません。これは私の肌感覚です。また、Facebookにおいては「友達400人」を超えると太鼓持ちがちらほら見えてくるかもしれませんが、Twitterに比べると測りにくいところがあります。「いいね!」 を押すという行為は非常にハードルが低いためです。

最後に

私はTwitterもFacebookも弱小アカウントですので、太鼓持ちの方はまだいらっしゃらないように感じます。ただ、自分が誰かの太鼓持ちになっている可能性はあります。若い頃、ピチカートファイブの何かの曲で「グルーピーになりたくない」と聴いて、「自分もそう思う」と強く思ったので、なるべくなら太鼓持ちにならないようにしたいなと思っています。